2009年2月24日

不妊治療意識調査レポート

「不妊に悩む」女性412人、不妊治療施設104施設に意識調査を実施

経済的負担・精神的不安を軽減する対策、公平で的確な情報提供が課題

株式会社バズラボ(東京都中央区、代表取締役:杉山隆太)が運営する倶楽部ジネコは、全国の不妊治療中の女性(又は経験者)412名、不妊治療施設104施設を対象に不妊治療の阻害要因について意識調査を行いました。

【調査結果】

調査の結果、不妊治療中の女性にとって悩みや障害となっているのは「経済的負担」が最も多く、次に「精神的不安」であることが分かりました。同様の調査を不妊治療施設に対して行ったところ、上位は全く同じ結果となり、経済的負担・精神的不安を軽減する対策が必要であることが分かりました。また、不妊は女性一人の問題でないにも係わらず、女性自身の問題として抱え込む傾向にあり、男性への協力の呼びかけが課題であることが分かりました。

1位 「経済的負担」
  不妊治療中の女性の83.3%、不妊治療施設の79.8%が「経済的負担」と回答。経済的負担を軽減する対策案を自由回答で尋ねたところ、助成金のより一層の拡充、保険適用拡大の要望が多く挙がりました。

2位 「精神的不安」
不妊治療中の女性の57.1%、不妊治療施設の48%が「精神的不安」と回答。「会社や友人の理解が乏しく配慮がないことが精神的に傷ついた」と回答された方もおり、社会の不妊症に対する知識の浸透、カウンセリングの設置などを望む声がありました。

3位「年齢」
不妊治療中の女性のうち57.1%、不妊治療施設の48.1%が「年齢」と回答。 不妊症について正しい知識を学ぶ早期教育が必要であることが分かりました。

~ 不妊治療施設と不妊治療中の女性との比較結果 ~
不妊治療の問題を一人で抱え込む傾向。  不妊治療施設の26%が 「夫の協力不足」 を感じているのに対し、不妊治療中の女性は14.3%と見解の差が大きいことが分かりました。これは、不妊治療を女性自身の問題として抱え込んでいることが伺え、夫への協力の呼びかけが課題であることが分かります。

不妊治療施設では「情報不足」よりも「情報過多」が多い結果に。 的確な情報提供が重要
不妊治療中の女性は、「情報過多(2.4%)」より「情報不足(9.5%)」と感じている人が多かったのに対し、不妊治療施設では「情報不足(11.5%)」より「情報過多(13.5%)」の方が多い結果となりました。

不妊治療施設からは 「他人の治療方法を気にしすぎる」 など、過度な情報が不妊治療の不安を増長させていると感じていることが分かりました。解決案として「情報提供などコーディネーターの存在」といった意見が挙がり、不妊に悩む女性にとって公平で的確な情報を得る仕組みが重要であることが分かりました。

【設問1】
 不妊治療において悩みや障害となっている主な要因は何ですか(複数回答:3つまで)
(女性N=412、不妊治療施設N=104)
【調査目的】
 少子化問題が深刻化する中、日本における社会問題のひとつとして不妊治療への関心が高まっています。倶楽部ジネコでは、不妊に悩んでいる女性に加え専門家が感じている不妊治療における阻害要因、それに対する改善策を把握するため意識調査を実施いたしました。
【参考資料】
P3~ PDF
【調査内容】
調査対象:全国の不妊治療中の女性(又は経験者)412名、 全国の不妊治療施設104施設
調査方法:インターネットアンケート(不妊治療中の女性)
     FAXによるアンケート調査(不妊治療施設)
調査期間:平成21年2月1日~2月20日
【倶楽部ジネコとは】
女性が子供を産みやすく育てやすい社会になることを目指し、不妊症や出産・育児に関する女性の声を広く社会に発信する社会活動団体です。
ホームページ http://www.clubjineko.net
【本件の連絡先】
株式会社バズラボ 阿部/長友
TEL : 03-3542-5007 FAX : 03-3542-8130
Mail : nagatomo@buzzlabo.co.jp (長友)